かわいい剥製から生命を学ぶ「きしわだ自然資料館」【大阪】

その昔、大阪府岸和田市にあったとされる珍スポット「東洋剥製博物館」。もう20年以上も前に閉館してしまったようですが、いまでも当時の剥製を見れる場所があります。それが今回足を運んだ「きしわだ自然資料館」です。

きしわだ自然資料館の生い立ち

きしわだ自然史博物館の入口。立派な建物です。

きしわだ自然資料館が生まれた背景にも、前述の「東洋剥製博物館」が関係しています。

戦後間もないころ、岸和田市内に住む蕎原文吉(そばはら・ふみきち)さんが東南アジアの困窮する人々を支援するため、資金を集める目的で立ち上げたのが東洋剥製博物館なんだとか。しかし思ったように資金は集まらず、収集品が400品ほどとなったタイミングで市への寄贈を申し出。当時、自然保護の熱が国際的に高まっていたことから、自然保護の拠点施設を立ち上げ、そのなかに蕎原さんの剥製を設置することにしたそうです。 

そんな背景があるからか、きしわだ自然資料館の雰囲気はちょっと独特。

外観や内装からは公民館のような少しお堅い・厳かな印象を受けたのですが、入口を入ってすぐアクアリウムショップ並みの水槽に圧倒されます。落差がすごい。

種類も撮っても豊富で、ザリガニ・ウミウシ・カエルなど、淡水・海水を問わず丁寧に生体展示されていました。

僕のお気に入りはこの子。身体に石をくっつけるのが好きなウニ。

資料館は3階建て

きしわだ自然資料館は3階建てとなっており、それぞれ

1階:水槽コーナー・特別展/企画展コーナー・多目的ホール
2階:大阪南部・泉州地域の自然を学ぶ展示
3階:蕎原氏が収集した剥製コレクションの展示

と別れています。2階より上が有料です。

2階:大阪の自然について学ぶゾーン

ナウマンゾウの化石(レプリカ)

2階は山林と海の両面から、岸和田や南大阪の自然について学べます。

あんまりテトラポットの生き物にフォーカスした展示って珍しいですよね?この階ではほかに、砂のなかの貝を探す…みたいな展示もあって、子供の興味を引く工夫が凝らされているようです。

3階:蕎原氏収集の剥製展示ゾーン

お次は3階、剥製ゾーンへ。

ライオンやトラ・ヒグマ・狼などさまざまな動物の剥製が展示されています。どの剥製もクオリティが高い!

目線の高さが同じで距離も近いからか、動物園で見るより迫力を感じます。筋肉でっか!爪鋭い!!ってなります。

動物の怖さとかを教える目的でお子さんを連れてくるのもありですね。

哀愁のクマ子ちゃん

剥製たちを眺める白熊。その寂し気な背中に惹かれました。

なんとも言えない表情と、まごまごしているような前足…かわいい!

「ちょっとクマ子!〇〇先輩に告るんじゃなかったの?!勇気出して!」
「ううん…でも…」そんな日常のワンシーンを切り取ったようにみえる。

かわいいなぁ…こんなにかわいい子が剥製だなんて、なんだか悲しい。

ほかにもかわいい子を見つけました。グデ~としたウリボウ。この子も剥製。。

なんだか悲しい気持ちになっちゃった。

まとめ

身近な自然を学べる2階、動物の恐ろしさと命の尊さを学べる3階、それぞれなかなか良かった!

入場料たったの200円ですからね。お値段以上に楽しめるし勉強になる内容でした。

ただ、このブログは「珍スポット巡り」としているわけなので、もうちょいパンチのある何かがあれば最高だったかも…。東洋剥製博物館が健在だったころは、「はっぴを着てだんじりを楽しむ狸」なんてカオスな展示もあったようです。今もどこかに保管されているんでしょうかね?一度でいいから見てみたいな。

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