岐阜県・飛騨地方といえば、高山や下呂温泉が有名ですが、実はその陰に隠れた名所が存在します。それが「金山宿」の筋骨めぐりです。まだ観光地としては定番とは言えないものの、ひっそりと注目を集め始めているスポット。さっそく訪れてみたので、その魅力をお伝えします!(訪問日:2024年8月3日)
飛騨街道の宿場町・金山

金山宿は岐阜県下呂市に位置し、かつて飛騨街道の宿場町として栄えた町です。その歴史は1200年以上にも及び、街道沿いに残る建物や狭い路地から、かつての賑わいが今も感じられます。

そんな金山で、近年注目されているのが「筋骨めぐり」。「筋骨(きんこつ)」とは飛騨地方の言葉で「細く絡み合うような路地」を指します。金山の筋骨めぐりは、そんあ張り巡らされた路地を散策することで、独特の歴史と生活文化を体験できるん です。
川と湧水とともに暮らす町

金山宿を歩いてみると、この町がいかに川や湧水と密接に関わっているかがよくわかります。家々がぎゅうぎゅうに詰まった間を川が流れ、家々をつなぐ小さな橋がいくつもかけられていました。


川を中心に、少しかがまないと進めないような道が作られています。

残念なことにいくつか空き家・空き地が見られますね。全盛期はさらに濃い雰囲気が漂うところだったんでしょう。
湧水を活用する仕組み

水と生きる金山には、今でもこういった水場がいくつも用意されています。この画像の水場は、僕が見つけたなかで一番大きかったところ。奥から飲水用・冷やし物用・食器や野菜洗い専用・洗濯用と分かれています。水場はおそらく湧水を利用しており、川の水よりも一層冷たくなっています。

こっちは少し日陰になっている水場。水場ごとに趣が違っているので、いくつか周ってみると面白いかもしれませんね。
レトロな銭湯跡「旭湯」

筋骨めぐりの途中でぜひ立ち寄りたいスポットが、かつて営業していた銭湯「旭湯」の跡地です。古びた外観から漂う昭和の趣きは、一見の価値あり。
いつから営業していて、いつ廃業したのか…調べてもわかりませんでしたが、とにかくかなり古そうです。

電気が消えていて人もいないので心配しましたが、戸を引くとガラガラと音を立てながら開きました。
中は…あまりにレトロ!なんと言ってよいものか、とにかくスゴイ雰囲気です。こんなロッカーみたことないぞ…ちなみに見学できるのは男性用のみです(女性も入れます)。

浴室はかなり狭め。大人が2人入ったらもう一杯になってしまいますね。なかは土足で入ってOK。床下から草が生えているように、あまり手入れはされていないようです。電気もつかないしね。

というか、いま画像を見返して気づきましたがそもそもライトが全然設置されてないんですね。番台と浴室前の2つだけ?往時も大分薄暗かったと思いますが、その分外から入る光が心地よくて落ち着きます。

いやぁ予想外に良かった。もう少しキレイに手入れされて、この先もこの場所が残り続けるといいですね。
町を一周するのが楽しい

商店街を歩いていると「がんばろう!!飛騨金山」と書かれた幟が掲げられていました。実際歩いてみても空き地・空き家が多く、観光客以外はほとんど人もいないような状況。
とはいえ道中、何人も筋骨めぐりが目当てであろう観光客の姿が見られました。岐阜の山奥ですし、実際住めと言われればなかなか厳しいんでしょうが、もすこし観光で金山の町に力が出ればよいですね。廃れゆくものが大好物は僕ですが、金山は ステキな場所ですから、なんとか頑張ってほしいものです。
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