大阪市・平野区にある全興寺(ぜんこうじ)。
見た目はごく普通のお寺…かと思いきや、ここ、地獄を体験できるお寺なんです。
100円で地獄へ!そんなお手軽“あの世体験”、行ってきました。
(訪問日:2024年7月13日)
レトロ商店街の奥に佇むお寺

全興寺があるのは、かつて環濠都市として栄えた平野郷。
今も昭和の面影を残す「平野中央本通商店会」を抜けると、朱色が印象的な入口が見えてきます。

境内は無料、でも地獄行きは100円!

まずは入口の受付で「地獄堂」の入場券を購入。
ここが全興寺最大の見どころであり、“地獄への入り口”でもあります。
しかも料金はたったの100円。
しかもしかも、一度買えばずっと再入場OKの永年パス(太っ腹!)。
これぞ“お手軽な地獄行きチケット”。
まずは本堂で一礼を

はやる気持ちを押さえて、まずは本堂で手を合わせておきましょう。
この本堂、なんと1576年建立。戦火を逃れて現代まで残った貴重な建物です。
しっかり歴史を感じてから、いざ地獄へ。
人気の地獄堂、行列に注意<

入口をのぞくと、なにやら小さな列が出来上がっていました。
あんまり並んでいないように見えますが、地獄体験は1組あたり5〜10分ほどかかるため、意外と待ち時間が長いです。

家族連れが多く、ひとりで並ぶとちょっと恥ずかしい。
いざ、地獄堂へ!
10分ほど待って、いよいよ入場。
入場口の読み取り機に、先ほど買ったチケットのQRコードを“ピッ”と読み取らせて入るのです。
地獄は意外とハイテク。

中に入ると、いきなり閻魔大王と鬼たちがお出迎え。
薄暗く、昭和のお化け屋敷的レトロ感がたっぷり。
中央の小さなモニターでは、地獄へ落ちる仕組みや罪の内容を解説中。


よくよくみると、かなり作り込まれた人形。とくに奪衣婆(だつえば)のほうは、なんとも迫真の表情です。

雰囲気づくりのためか暖炉風インテリアが設置されていました。たしかに火の揺らめく感じは地獄っぽいけども。
動く仕掛けや恐怖演出はないので、ホラーが苦手な人でも全然OK。でも、小さい子だと泣いちゃう子もいました。
地獄だけじゃない、“変なもの探し”も楽しい

全興寺の魅力は地獄堂だけじゃありません。
境内には「地獄の釜の音が聞こえる穴」や「石仏に囲まれて瞑想できる地下空間」など、
小ネタ感満載のスポットが点在しています。
筆者のおすすめは境内の“変な置物探し”。
油断して歩くと見逃しますが、注意して見るとかなり楽しい。

たとえばこのトトロっぽい木彫りの何か。
いい具合に汚れてて、もはや芸術の域です。


涅槃っぽい石像の横には、カッパ? 妖精? もう判別不能な何かも。
このカオス感、寺というより“屋外ミュージアム”ですな。

また、境内の池にも注目してみると…

小さな骸骨の乗った船があったり。サラッと眺めるだけでは案外気付けないようなものがあって楽しいですよ!
まとめ:地獄は100円、満足はプライスレス
全興寺は“大阪の珍スポット”として有名ですが、
実際に行ってみると、意外と穏やかで普通のお寺。
「地獄堂」は少し控えめな演出ながらも、お寺×ホラー×ユーモアの三拍子が揃った、ここにしかない体験でした。
地獄を覗きたい人も、ゆるく散歩したい人も、どちらもOK。
100円握りしめて、“あの世への入口”をのぞいてみませんか?
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