巨大なUFOが堺に不時着!?堺市立ビッグバン【大阪】

今回は、20年以上のあいだ堺市の子供たちに愛される児童館「ビッグバン」に行ってきました。宇宙戦艦ヤマトなどで知られる漫画家で、2023年に亡くなった松本零士氏がデザインした外観や、それをモチーフにした内装はインパクト大!(訪問日:2024年7月15日)

まずはヘンテコな外観を楽しもう

大阪屈指のニュータウンと都心を結ぶ泉北高速鉄道。そのなかでもとくに乗降者数が多い泉ヶ丘駅を降り5分もあるけば、見るからに異様な建物が目に飛び込んできます。ここが、堺の子供たちに愛される児童館「ビッグバン」です。かくいう僕も小さなころからお世話になってきたビッグバン。あのころはまったく不思議に思いませんでしたが、改めてみるとかなり奇抜な見た目をしています。夏の青々とした木々も相まって、まるでジャングルに不時着したUFOみたい。

ビッグバンが生まれたのは1999年と20年以上も前。全体的に古さが出ているだろうし、堺市の児童にとっては夢の国でも、堺市民にとってビッグバンは市が(かつては府が)抱える赤字事業の代名詞として知られています(下記参照)。

「きっと取り壊しも検討されるくらい寂しい雰囲気なんだろう…最後の思い出に行っておくか…」なんて気持ちで足を運んだわけですが、なんと予想外。駅からビッグバンに向かう道は多くの親子連れで賑わっていました!

夏休み前でも大賑わいの館内

館内に足を踏み入れると、やっぱり子供たちでいっぱい!正直、訪問日の7月15日は祝日ではあるものの、夏休み直前の時期でここまでの人入りは予想していませんでした。これはちょっと、男1人で入るのはかなり肩身が狭いかも…

いえいえ、僕だってカラオケや映画館、遊園地に水族館まで1人で行けるほどの上級おひとり様だと自負していますが、ビッグバンに関しては男1人だと不審者だと思われないか、それが非常に心配です。通報されないことを祈りつつ、受付で大人1名であることを告げました。

メカメカしい世界感が最高!

入口入ってすぐの大階段ですでに、独特の世界観を感じます。

エレベーターホールがこの雰囲気!

内部は「メカ」と「宇宙」という子供が好きな要素が詰まっていて、なんなら大人でもワクワクします。

こちらは書いた絵が画面上を自由に動き回るという展示です。僕が子供のころからありますから、おそらく1999年の設立時からあるものでしょう。いまでも沢山の子供たちに楽しまれています。

天井には、なんだかよく分からないけど巨大が何かが。なんだこれは。ロケットの噴射口をイメージしてるのかな。

館内には各所にこういったタイプの時計が設置されています。おそらく駅にあるような電光掲示板をイメージしてますよね。こういった、細かい内装のこだわりが随所に感じられて、眺めるだけでも楽しいです。

ビッグバンに来てみて意外だったのですが、あんまり古さを感じません。映像を扱うような部分は、世間がブラウン管から液晶や有機ELに変わったことで相対的にビッグバンが古くなってしまった感じはしますが、それ以外はまったく問題なし。だから今でも多くの子供が足を運ぶわけですね。

松本零士を彷彿とされる展示も

ビッグバンの特徴的な外観は、宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999などで知られる故 松本零士氏のデザインをモチーフにしているそう。内部には、松本氏が制作したであろうキャラクターもいます。メロウとベアルという名前だそうですが、どちらがメロウでどちらがアベルかはわかりません…

この2人は松本零士氏がデザインした貴重なキャラクターなわけですが、残念なことに上手に利用されている感じはしません。1箇所だけ、「ビッグバン」という施設が誕生した経緯をストーリー調で紹介するような映像展示はありましたが、それ以外はほとんどなし。むしろ、ワニのキャラクター「ワニタン」のほうが露出が多いような…?

まだまだある!遊んで学べる展示の数々

ビッグバンの展示はメカや宇宙一辺倒というわけではありません。

たとえば巨大なワニの化石の遊具。内部は洞窟のようになっていて、登り棒やトランポリン、滑り台などが用意されています。気分はまるで冒険家。大人の僕でもワクワクが止まりませんよコレは。

エレベーターで上階に行くと、今度は昭和の昔の町並みが再現されたエリアが。子供時分からレトロなものが好きだった僕は、かつてこのエリアに狂喜乱舞したものです…懐かしい。

そのすぐ隣には、なにやらピタゴラスイッチ的な展示をはじめ、科学的なあれこれをまとめたエリアがありました。もういろんな要素がゴッチャゴチャになっていてカオスなんですが、子供はそんなことを気に止めず、縦横無尽に走り回り、次から次に娯楽を貪ります。そうそう、これがビッグバンの面白さなんですよね。

超巨大ジャングルジム「遊具の塔」

ビッグバンの目玉といえば、高さ53メートルを誇る巨大ジャングルジム「遊具の塔」でしょう。

この画像の右側に見えるのが遊具の塔です。UFOから伸びる通路の辺りから登り始めるので、遊具の塔すべてがジャングルジムになっているわけではありませんが、それでも高低差20メートルくらいはありそうです。

遊具の塔の入口には、ヘルメットの着用を待つ親子で長蛇の列が…さすがに恥ずかしくて並ぶか迷いましたが、ここまで来て引き下がるわけには行きません。前の親子に紛れる形で列に加わりました。

案外何もなく入口を抜けると、見えてきました。ジャングルジムの入口です。大人も子供もヘルメットをつければ登ることができるジャングルジムですが、大人では(たとえ女性であっても)かなり狭く、登るのは難しいと思います。閉所恐怖症の方ならきっと耐えられないくらい狭いです。

子供たちは不安も恐怖もなくスイスイと登っていきます。僕も昔はこのなかで、友達と鬼ごっこをしたりしたものです。懐かしいなぁ。いまじゃ絶対できない。

最上階の360度ビューで締めくくり

遊具の塔の一番上へは、大人でもエレベーターや階段を使えば登れます。ここからは泉北ニュータウンの町並みが望めますよ。

こちらは泉ヶ丘駅側の景色。晴れていたら大阪平野が一望できてキレイなんだろうな。今回の締めくくりにはいいんじゃないでしょうか。

まとめ

正直、どうして赤字なのか不思議なくらい、館内は混み合っていました。調べてみると、9月と1月に「メンテナンス休館」なる名目で1~2週間の休みを設けていたりするので、閑散期との落差がかなり激しいんでしょうか。内装にかなり力が入っている分、メンテナンスに費用がかかるのも事実でしょう。

「B級」とは言えないくらい人気・定番のスポットではありますが、内外装含め「珍スポット」であることは間違いないでしょう。公共施設ではありますが、いつまで残っているかわからないビッグバン。変なスポットが好きなら是非一度足を運んでいただきたいところです。

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